ページトップ

歯ぎしり / マウスピース BRUXISM / MOUTHPIECE

無意識のうちに食いしばったり、歯をこすり合わせたりしてしまうなど、
上下の歯が不必要に接触している状態を歯ぎしり(ブラキシズム)と言います。
しかし、大抵の方は、自分が歯ぎしりをしている自覚はなく、家族の訴えで来院される方がほとんどです。
歯ぎしりを放っておくとお口の中や顎だけではなく、
人間関係にも大きな影響が出ないうちに、早期に改善することが重要です。

歯ぎしり / マウスピース

歯ぎしりの種類

スタッフの写真

グラインディング
(歯ぎしり)

一般的に良く見られるもので、上下の歯をこすり合わせギリギリと音が出ます。

スタッフの写真

クレンチング
(食いしばり)

音を鳴らさずに歯を強く噛み締めるタイプで、周りに気付かれる事が少ないです。しかし、この場合には特にグッと噛み締めている事がありますので、筋肉の疲労が顕著にあらわれます。

スタッフの写真

タッピング
(上下歯列接触癖)

歯を上下に小刻みに噛み合わせ、カチカチと音が鳴ります。

歯ぎしりの原因

1. ストレス

歯ぎしりをする原因で一番有力なのはストレスです。
中枢性(脳・神経系)の問題とされ、ストレス発散が歯ぎしりで行われているとも言われています。
ただし、脳内がどのように歯ぎしりと関係しているかのメカニズムは未だ不明のことが多く、症状に応じて治療をしているのが現状です。

2. 噛み合わせ

歯並びが悪いと、歯ぎしりにより歯並びが変化しやすく歯に負担がかかりやすくなります。
かみ合わせは、成長や虫歯治療・歯周病・老化などにより、常に変化します。顎も歯と同様に加齢により、顎の関節がすり減るなどの変化をしていきます。
このような噛み合わせの変化が歯ぎしりを誘発する場合もあります。

歯への影響

歯ぎしりによって歯が削れたり、欠ける可能性があり、症状が進行すると、
しみたり(知覚過敏)痛みを感じるようになる事があります。
また、歯肉などの歯周組織にも影響が及び、歯周炎、歯槽膿漏、歯肉炎といった症状が現れやすくなり、
歯並びが悪くなる要因にもなります。
さらに、歯ぎしりによって顎関節症になる方も増えており、開口しにくくなる人もいます。
それほど強い歯ぎしりでなくても、長期間続けることで口腔内や顎に大きな負担をかけ続ける事になります。

その他の影響

歯ぎしりの影響は、口や顎に留まらず、頭痛や肩こりの原因にもなり、さらには腕のしびれ、腰痛、倦怠感などを引き起こす事もあります。
近年では、睡眠時無呼吸症候群との関連も指摘されており、心筋梗塞を引き起こす遠因とも言われております。

治療方法

1

ナイトガード(マウスピース)

現在もっとも一般的に行われている治療法です。
ナイトガードとは、睡眠時に用いるマウスピースの事で、装着すると上下の歯が直接当たらないようにすることができ、睡眠時に歯ぎしりをしても歯の摩耗や欠損を防ぐ事ができます。
また、歯ぎしりの不快な音がしなくなるので、一緒に寝ている方にとっても良い治療法です。
ナイトガードは装着時の違和感が気になると思いますが、慣れるとほぼ違和感なく眠ることができます。加えてナイトガードのメリットは、保険適用の治療法なので費用も数千円からで行えます。
経済的にも負担をかけず症状を改善できる治療法になので、歯ぎしりに悩んでいる方は検討してみると良いでしょう。

2

噛み合わせの調整

噛み合わせは、年齢や虫歯・歯周病の進行程度によって一生同じという事はありません。 ですから、以前は歯ぎしりをしていなくても、何らかのきっかけで噛み合わせが変わり、歯ぎしりをし始める事もあります。
もしそうであれば、噛み合わせを調整する事で、歯ぎしりが改善する場合もあります。

3

ストレスを軽減する

歯ぎしりの多くの原因がストレスによるものと言われていますから、ストレス解消は歯ぎしりを治すのに非常に有効な方法といえます。
とは言え、ストレス発散しているつもりでも発散できていない場合もあります。
そこで意識して規則正しい生活、バランスの摂れた食事、適度な運動をプラスする事で心身の健康につながり、ストレスを感じにくい身体になります。

スタッフの写真

スポーツマウスピース SPORTS MOUTHPIECE

市販のマウスピースだとお口の形態に合わず、苦しい、話しにくい、外れやすい等の相談を多く寄せられています。
そこで当院では、ひとりひとりに合わせたマウスピースの製作を行っています。
自分のお口に合わせたマウスピースを使用する事で、口の中の怪我を防ぎ、歯への負担を軽減する事ができます。
また、しっかりと噛みしめる事でパフォーマンスの向上が期待でき、スポーツをする上で重要な役割を担っています。

着用義務のスポーツ

  • ボクシング
  • キックボクシング
  • ラグビー
  • アメリカンフットボール
  • 総合格闘技
  • ホッケー
  • ラクロス
  • テコンドー